鍼は刺すだけで何故効くの…?
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鍼は刺すだけで何故効くの…?
こんにちは!腰痛治療院 恩‐ON‐院長の竹内です!
前回は東洋医学と西洋医学についてお話させて頂きましたが、いかがでしたか?
少し東洋医学も身近なものに感じて頂けたらうれしいです!
では、今回は鍼(はり)についてです。
鍼って刺しているだけで何故効果があるのか疑問に思ったことありませんか?
鍼先に薬が塗っている訳でもないのに、施術によっては浅くてもしっかり効果がある物もあります。
不思議ですよね。
もしかしたら、「先生の説明で効果があるように思っているだけでは…」と思っている人も中にはいるかもしれません(笑)
そんなことは決してありません。しっかり現代医療でも効果は認められているのです。
では簡単に鍼がなぜ効果があるのかについて今回はお話させていただきます。
鍼を刺すと、まず皮膚や筋肉の体表に分布する感覚神経を刺激し、脳や脊椎などの中枢神経を介して作用すると言われています。
感覚神経を刺激することによって〈内因性オピオイド〉といわれる天然のモルヒネの様な物質が放出されます。モルヒネといえばガンの疼痛緩和でも使われる薬です。それと同じような作用がある物質が鍼を刺すと出てくるのです。その内因性オピオイドという物質が痛みを抑制する機構を賦活し脊椎レベルで痛みを伝える神経の興奮をブロックしてくれることで痛みが和らぐのです。
簡単に言うと、鍼を刺すことによって出てくる物質により痛みで興奮している神経を落ち着かせて、痛みを感じにくくしてくれるのです。
そして鍼を筋肉まで深く刺した場合、神経刺激を介して血行が改善します。それにより疼痛物質などが上手く流れることにより痛みを落ち着かせることもできます。また筋肉まで鍼を刺すことによって血行が改善されると筋肉が柔らかくなり、コリが改善するので慢性的な痛みにもとても効果的です。
実は鍼は痛みに対する効果だけではなく、自律神経にも中枢神経系や脊椎を介して作用することが出来るのです。
自律神経は自分の意志では動かすことのできない内臓や血圧の調整などを行っている大切なものです。鍼は直接内臓に触れることなくこれらを調整することが出来るのです。
さらにコロナが流行っている昨今では、もう一つ注目したい鍼の効果が免疫力を高めてくれるということです。
鍼灸はウイルス細胞やガン細胞などを見つけ次第攻撃する殺し屋ともいわれるNK細胞というリンパ球を活性化させる効果もあると言われています。
「鍼を刺す」という行為だけでこんなにも体にいい影響があるなんて驚きですよね。
その為WHO(世界保健機関)が効果があり鍼灸適応としている疾患は沢山あるの少しだけご紹介します!
神経疾患
神経痛、麻痺、痙攣、自律神経失調症、脳卒中後遺症など
運動器疾患
関節症、関節炎、五十肩、関節リウマチ、ぎっくり腰、むち打ち、捻挫、腱鞘炎など
またこの他にも循環器疾患や消化器疾患以外にも産婦人科系疾患や小児科や眼科、耳鼻科の疾患に関しても効果が認められているのです。その数約100個あります。
長い歴史がある鍼の効果は気持ちの問題ではありません。
まだまだ分からないことも多いものではありますが、しっかりその効果は現代医学でも認められているのです。
もしこのコラムを読んで頂き、少しでも興味が出てきたかたは一度鍼灸を試してみてください!
それではまた次回のコラムで!
腰痛治療院 恩-ON- 院長 竹内剛
著者 Writer
- 院長:竹内 剛
(たけうち ごう) - 取得国家資格:柔道整復師、鍼灸師
取得資格:日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(合格率10%ほどの難関資格)、
登録販売者(医薬品の95%の販売を行うことが出来ます)、
巻き爪認定セラピスト
趣味:食べ歩き、マンガ(抑制中)
得意な施術:腰痛、スポーツ外傷、肩の疾患(五十肩等)
ご来院される方へ一言:スポーツ障害はお任せください!!
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