若い人に多い!? 分離すべり症とは…?
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腰痛
若い人に多い⁉分離すべり症とは…?
こんにちは!腰痛治療院 恩-ON-の竹内です!
先に言っておきますが今回は自信作です!!(笑)
ここは本当に多くの方が理解できていない所なので最後まで読んで参考にして頂けると幸いです!!
さて前回前々回と腰痛の原因になる疾患についてお話させて頂きましたが如何でしたでしょうか?
今までの2回は比較的成人の方に多いものでしたが、今回お話させて頂く〈分離すべり症〉は、なんと中学生のころに発症していることが多いものになります。
「そんなに若いうちから腰痛?」と驚く方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ではさっそくこの症状についてご説明しましょう。
まず分離すべり症とは腰椎分離症とそれが進行して、起こる腰椎すべり症を合わせたものになります。
ですのでこの二つを分けてそれぞれお話します。
腰椎分離症
主にスポーツをしている中学生の男児に多く、原因としては、まだ体が柔らかいこの時期にバレーボールやサッカーなど、ジャンプや腰をひねったり、そらしたりを繰り返しているうちに腰椎の後部の椎弓と言われる部位に亀裂(疲労骨折)が入ってしまうことによっておきます。
ですので、中学校で部活が始まり頑張って練習を重ねているうちになってしまうことが多いものになります。
〈主な症状〉
腰痛
腰から太ももの痛み
腰を反らせると痛みが強くなる
腰痛が出るのは発症した10~15歳ですが、その後大人になってから分離すべり症に移行し、しびれが出ることもあります。
〈治療〉
まずはスポーツなど負荷となっているものを控え、周りの筋肉を強くし痛みが強い場合は鎮痛剤を使用するなどの保存治療を行います。腰痛は2~3週で収まることは多いですが治療の効果が得られないと症状が長引くこともあります。
腰椎すべり症
腰椎分離症で亀裂が入った椎体が主に前方にずれる(滑る)ことにより起きます。
主に思春期に分離症が起こりますが、思春期は体幹の筋力があるため、椎弓が分離していても、筋力で椎体を抑えることが出来ます。
しかし40歳程度になると椎体を抑えていた体幹の筋力が低下し、分離している椎体が前方へ移動(滑る)。そして前方に移動した椎体により神経が刺激され、下肢へのシビレが発生します。この状態を分離すべり症(すべり症)と言います。
すべり症は、ずれた腰椎が脊柱管を圧迫するため、脊椎狭窄症に似た症状が出ると言われています。
〈主な症状〉
腰から太もものしびれや痛み
狭窄症のように少ない距離なら歩けるが、長時間の歩行や立ちっぱなしなどで腰から太ももにしびれや痛みが出てくる。狭窄症同様少し座って休めば楽になる。
また、すべり症の場合は加齢によっておこる腰椎変性すべり症もあります。
〈治療〉
こちらも分離症同様、初期は保存的治療を行います。それでも効果が見られない時や神経症状が強く出ているような場合は神経ブロックの注射なども行う事もあります。それでも強い症状がある時には外科的処置を行う事もあるので特にこれから先長い方などは無理しないようにしましょう。
ただ初期であれば、十分に保存的に施術等での効果が期待できます。そして痛みが治まったのちに、体幹の筋力トレーニングを行い、今後の痛みの予防を行う必要があります。
分離症は一般の人では5%ほどと少ないですが、スポーツ選手になると約30から40%の方がなっていると言われています。それほど真剣にスポーツをおこなっている方には身近な疾患でもあるのです。
学生の頃には気が付かず、大人になってからわかる方もいらっしゃるので、大人だけではなく日ごろから体を使っている方はケアもしっかり行いましょう!
腰痛治療院 恩-ON‐ 院長 竹内剛
著者 Writer
- 院長:竹内 剛
(たけうち ごう) - 取得国家資格:柔道整復師、鍼灸師
取得資格:日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(合格率10%ほどの難関資格)、
登録販売者(医薬品の95%の販売を行うことが出来ます)、
巻き爪認定セラピスト
趣味:食べ歩き、マンガ(抑制中)
得意な施術:腰痛、スポーツ外傷、肩の疾患(五十肩等)
ご来院される方へ一言:スポーツ障害はお任せください!!
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