マッサージをしてもだるさがすぐに戻る…その原因は？

マッサージをしてもだるさがすぐに戻る…その原因は？

こんにちは！腰痛治療院　恩‐ON‐　院長の竹内です！

いきなりですが、皆さんの中にもマッサージして、その場ではすっきり軽くなっても、数日経つと重だるさやコリがまた戻ってしまった…そんな経験をされた方がいらっしゃるのではないでしょうか？「しっかりマッサージしてもらって終わった後はあんなにすっきりしていたのに…なんで？」と疑問に思った方もいらっしゃるはずです。

今回は首肩コリ、腰痛などの慢性痛の痛みが施術後、数日経つと何故戻ってくるのか、についてお話させて頂きます。

今回も大きく３つのキーワードにまとめてお話しさせて頂きます。

施術を受けても痛みが戻ってしまう原因として、

①生活習慣の影響

②体が痛みを覚えてしまっている

③癒着が起きている

があります。

この３つの原因は１つだけではなく、３つ全てが合わさって治りづらい体になっている方が多いです。

元々慢性的な痛みを抱えていらっしゃる方は、日常生活や仕事中での姿勢の悪さや酷使などによる痛みの方が多いです。たとえ月に１度しっかりマッサージや鍼で施術したとしても、日常生活で痛みのる部位に負担がかかるのであればすぐに痛みが出てきてしまいます。これが①の生活習慣の影響です。ただこちらに関してはお仕事の関係などもあり、なかなか自分で改善することは難しいです。

なので大切なのは②と③の原因にアプローチすることです。

人間の体は「元の状態に戻そうとする能力」をもともと持っています。ですので、慢性的に痛みがあることが当たり前になっている人の体は、「痛みがない方がおかしい」と痛みを覚えてしまっているのです。頭がすでに痛みを記憶してしまっているので、実際レントゲンやMRIでは異常がなくても痛みが常にあり、また少し良くなって筋肉自体がほぐされていても何となく痛みや違和感として感じてしまうのです。

その場合には一度痛みがない状態が当たり前だと、もう一度体に覚えこませることが必要になってきます。その為にはコリの原因を完全にしっかり取り除き、血行を良くして疲労物質がたまりにくくすることが一番の近道だと私は考えます。

「じゃあそのコリの原因は？それをとるためにマッサージにいってるのに…」と思った方もいらっしゃるのでは？

その答えが③癒着です。癒着とはご存じの方もいらっしゃるように、怪我などの損傷の後に起こることもありますが、同じ姿勢などの酷使により筋肉が緊張し毛細血管が圧迫され老廃物が蓄積することにより起こることもあります。

筋肉と筋膜、その他の組織の間に起こり筋肉の動きを悪くします。それにより可動域が狭くなり血行も悪く、そしてまた老廃物が蓄積…と悪循環に陥るのです。

癒着がある限り体が覚えてしまった痛みはなかなか改善しにくいのです。

例えると、下敷きを２枚こすり合わせようとした場合、特に何もなければ上下左右に抵抗なく動かすことができるでしょう。

これが通常の筋肉の動き（筋肉の滑走）です。

ただ炎症が起き、この下敷きの間にガムがこびり付いたとしましょう。そうすると下敷きを２枚こすり合わせようとした場合かなり動かしにくくなってしまいます。例えるならば、この状態が癒着です。

しかしガムは柔軟性がある為、最初は動かしにくくても、連続で上下左右に動かしているとその場は少しずつ動かしやすくなってくるでしょう！ただまた時間を置いたり、冷やしたりするとガムが固まって、また動かしにくくなってしまいます。この状態が通常のマッサージの後です！！

この状態を改善するためには、ガムを取り除くしかありません。それが癒着を取り除く、筋膜リリースです。

当院では、この癒着に対して当院独自の筋膜リリース施術でしっかりアプローチしていきます。深い所で起きてしまった癒着などもマッサージだけでは届きくい所は鍼を使用するなど、その方に合わせてアプローチ方法を変えていきます。

癒着を取り除き体に痛みがないことを覚えこませてあげることにより痛みを感じにくい体にしましょう！

一度しっかり体を変えてあげると、普段のご自身のストレッチなどのケアのみでも痛みのない状態をキープすることは可能です。

慢性痛であきらめている方、必ずその痛み改善できます！！

諦めないで！！！

腰痛治療院　恩‐ON‐　院長　竹内剛